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ディアンジェロ愛〜The Ray Mann Three〜

オーストラリアはシドニー出身の3人組バンド、The Ray Mann Three(ザ・レイ・マン・スリー)のデビューアルバムである。

パイロットソング「smile」から伝わってくるのは、ジャイアンツ原監督の”ジャイアンツ愛”ならぬ、ひたすら真っ直ぐな”ディアンジェロ愛”である。
90年代R&Bシーンを彩った、ネオ・クラシック・ソウルなるムーブメントは、ディアンジェロの登場とともに、ボコボコとあれだけアーティストが出てきたが、振り返ってみるに、ディアンジェロに似ているアーティストは一人もいなかったようにおもう。名盤「VOODOO」から約10年、そのディアンジェロに影響を受けるアーティストが出てくるような年になったんだなぁと、感慨深い気持ちになったりもします。

カメラがグッとひいていく中現れる、レフ板らしきもので風をおくるアシスタントがいい味出してます。

アルバムもすばらしいです。ディアンジェロというよりは、Maroon 5が何作かかけて辿り着いたらいいなとおもう音楽(これはあくまでもねがいだけど)をいきなりやっちゃってる感じです。プリンスみたいな感じもなんかあってそこもいい。なによりおしゃれなので、このスカスカな音と自由な空気はドライブのお供には最高という、なんかありきたりなコピーすらくやしいけど浮かぶね。俺もこんなバンドをやりたいなと、思わずギターを持ちたくなります。

彼らのコメントがいい。

ディアンジェロから呻きを、ブルース・エクスプロージョンからノイズを、ピンク・フロイドからLSDを、そしてビートルズからすべてを」

特にブルースエクプロージョンを出してくるところがいい。何かやってくれるんじゃないかと期待できます。なにしろやっぱり”ディアンジェロ愛”ですよ。名将とは言われてなくても、原監督だって結果だしてるじゃない。もしかするともしかするかもよ。

何やらライブでは名盤「VOODOO」を曲順通り丸々カバーしたりしてるそう。まったくなにやってんだおまえら!大好きじゃ!

ザ・レイ・マン・スリー

ザ・レイ・マン・スリー