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エレクトロソウル〜ジェイミーリデル「コンパス」〜

Compass [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] 初回盤限定ナイスプライス (BRC259LTD)

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ジェイミーリデル新作。もともとエレクトリック畑の人で、その中でソウルフルな歌ものをやるという意気込みのなんともおもろい印象のある人でしたが、前作でグッと本格的にソウルによってきて、今作はなんと、あのベックをプロデューサーにむかえ、かなりおもしろい作品になってます。ベックが全面的にプロデュースどころか、作曲までかかわってるので、さすがにベック色つよくなってますが、実はこっそり、やたら名前を変え、ちまたでも最近話題のゴンザレスさんも参加してます。(確かなんかのファッションイベントで日本の業界人を釘付けにさせてたような)
↓(変態と才能は紙一重だといわれる象徴のようなゴンザレスさん)

ついでにゴンザレスさんのさいこうのパフォーマンス



さらについでにゴンザレスさんのアルバム(hikoさん教えてくれてありがとう!)

Solo Piano: The Deluxe Edition (Bonus Dvd) (Dlx)

Solo Piano: The Deluxe Edition (Bonus Dvd) (Dlx)




もっとベックがファンキーだったらいいのに!もしくはもっとベックが、あのサウンドで、うたがソウルフルだったらさいこうなのに。とおもわれている方がいたら、このアルバムはドンピシャです。このジェイミーリデル氏がばっちりかなえてくれています。わたしはジェイミーリデルはエレクトリック畑からでてきたわりには、ずいぶん古臭いメロディーを書く人だとおもっていたので、このベックとのアイディアあふれるサウンドで、むしろエレクトリック時代のアイク&ティナターナーなんかおもいだいしたりしました。



最近(もうだいぶ前からかな)わたしは音楽雑誌などのアーティストの紹介で、プリンスっぽい、プリンスに似ている。プリンスの影響下にあるなどと書かれていると途端に「むむむっ」とわたしのレーダーが敏感に反応してしまう。わたし自身プリンスの大ファンだってことはあるのだが、「プリンスっぽい=かなりの雑食性、かなりはみ出した個性」とわたしは捉えている。かくいうこのジェイミーリデルも、そんなかんじで知ったアーティストで、ケヴィンマイケルしかり、MIKAしかり、いまのところはずれなし。この指針はわたしにとってはしばらく続きそうです。