やましいたましい

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扇風機変貌

扇風機を見に電気屋に行った。さいきん新しい発想の扇風機の宣伝をテレビでガンガンやってたからだ。節電もある。エコもあるし、今年は扇風機なんだなとおもい出かけてみると、びっくりするほど扇風機コーナーがフロアの幅を占めてた。結局わたしも含めてみんな踊らされてますね。それにしても扇風機なんか復活するとは思ってなかった。衰退していつかは消えてしまうんだろうなと勝手に思っていた。扇風機フロアにはそれ専門の案内がちゃんといて、慣れた口調で口先だけ動かしてた。
プラズマスター、除菌、空気清浄、充電、そして美肌など、およそ扇風機とは思えない言葉がならぶ。しかしいちばん驚いたのは価格だ。2,3万はあたりまえで、中には4、5万するものもあった。なんだかイッキに次元がちがうようにもおもわれ、でもほんとにそうなんだと思った。扇風機と言えど中身はもうぜんぜん違う。まったく違うものだ。なんだか数年前に電気カミソリでも似たような思いをしたことがある。洗浄機能やらなんやらが付きはじめて価格帯が2,3万にイッキに跳ね上がったのだ。たかが電気カミソリが何万もするのかよとはじめは驚いたが、すぐにライバルメーカーが同じ価格帯のものを出し始めたのでそのうちそれが普通になった。そしてわたしの感覚もそれが普通になった。慣れたのだ。慣らされるってなんかこわいですね。でも慣れるって感覚がもしなかったら、人なんかとっくにみんないないとおもう。
わたしは出来るだけ音のしない静かな扇風機を探してたので、あとはその情報だけ調べて立ち去ることにした。去り際にまったく人気の無い、かつてのいわゆる昔ながらの扇風機が集まってるコーナーを見た。値札を見るとやはり2〜4千円台だ。わたしはやはり扇風機ってのはそんなもんだよなと思いながらその場を去った。でもその感覚だってそのうちどうなるかもわからない。だいいち今の感覚だってどうかもわからないのに。
タワレコの視聴コーナーは、今回なかなか好みの音楽がいくつもあった。こういうのはめぐり合わせってのものがあるみたいで、いくら探しても好みの音楽がなかったり、かといえば視聴するたびにグッと響く音楽がありすぎて困ることがある。どうやら今わたしの好みの音楽は括りでいうとアコースティックなR&Bのようで、その視聴機で薦められてた音楽は全部わたしに引っかかってきた。なんだか決めつけられてるようで気分は良くなかったが、仕方がないかもしれない。わたしは音楽の趣味はとにかく多岐にわたってるつもりでいて、それがわたしが自負してるところでもあるのだが、最近はそうでもないかもだからだ。気がつけばスティーリーダンばっかり聴いてる。それはほんともう、取り憑かれたように聴いてる。

いろいろ聴いて、結局前から知ってはいたけど印象が変わって良かったので、Michael Kiwanuka(マイケルキワヌカ)と再発されたAl Green(アルグリーン)の昔のやつを買った。まだシングルしか出てないから買わなかったけどLianne La Haves(リアン・ラ・ハヴァス)は良かったな。ネクスト コリーヌ ベイリー レイとかPOPに書いてあったけど、コリーヌとはぜんぜん違ったけど、でも良かった。なんかビョークの前のバンドのシュガーキューブスをなぜか思いだした。ねじれかたかな。












Home Again

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Forget

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